シュルレアリスム実践メモ

学問としてシュルレアリスムを学ぶ管理人が(体を張って)シュルレアリスト・アート、ゲームを実行するブログです。シュルレアリスム初心者から専門的に学ぶ人まで楽しめるようにしたいとおもいます。

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映画

ご無沙汰してます。
新学期が始まってようやくプーでないことを確認した次第であります。
ここでちょっとアナウンスをさせてください。

「シュルレアリスム実践メモ(仮)」の管理人として今までブログを書いてきたLushyですが、実はその正体は

シュルレアリスムは独学でしか勉強したことない美術史学部生

でありまして、それがこの度やっと

ダダ&シュルレアリスムの授業を受講する学生
に昇格いたしました。

なのでこれからは「シュルレアリスム実践メモ」というタイトルでいきたいと思います!
変わってないって?!(仮)が取れたの!

それに伴い、ブログでは授業の内容を噛み砕いたものを書いていきます。ほとんど自分用のメモだ。もちろん実践も続けますが。
授業ではシュルレアリスムだけでなくダダ、構成主義なんかにも触れるのでそこら辺興味ある方にも楽しんでいただけるんじゃないかと。
ちなみダダを教えるのはあのドーン・アデス教授です。やったね。

最初の授業は今週木曜日、お題はダダ映画でルネ・クレールの「幕間」やマンレイの「エマクバキア」等をやると思われます。ダダ映画はシュルレアリスムほど洗練されてない分、可愛いくて好きですねー。授業予定表によればシュルレアリスム映画の授業は残念ながら来年の3月ごろになるらしいです。ちっくしょうー!

というわけでそんなに待てない方のためにLushy発出来ちゃったアニメをUP。
作ったのは去年の秋頃、シュヴァンクマイエル展に行った後くらいでしたが、今まで忘れて発酵したくらいが調度いいと思って放置していました。

POP LIFE



全然意識してなかったけど、なんとなくダリの匂い。

作者のコメンタリーを読んでやる↓ 【“映画”の続きを読む】
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テーマ:映像・アニメーション - ジャンル:学問・文化・芸術

ダリ-ダブル・イメージと偏執狂的批判的方法-

大分更新サボってましたが、どこで終わりましたっけ?
え?まだダリやってるの?


             ダリ
ダブル・イメージと偏執狂的批判的方法-

はい、前回からの続きですよ。
と、言ってもあまりだらだら続けても何なので、前のエントリの補足程度にしておくつもりです。

こないだのエントリでは、ダリが「晩鐘」に固執する理由として幼児時代の原風景やら彼の妄想やらが連想ゲーム式に繋がって「晩鐘」が偏執的な意味を持ってしまった、説明したと思います。

で、それが偏執狂的批判的方法と呼ばれるものであります。
妄想するダリとそれを批評する(分析する)ダリがいる、と考えてもらうと分かりやすいかと。
【“ダリ-ダブル・イメージと偏執狂的批判的方法-”の続きを読む】

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

ダリ-ダブル・イメージと偏執狂的批判的方法-

ごぶさたしてます。
蜂の巣を洗濯物ごと取り込みそうになったlushyです。
夏は虫が多いのがイヤですね。
まぁ、すぐ窓を閉めたので大事には至りませんでしたが、行き場を失った蜂達が近所の工事をしている方々のところへ飛んでいったのが心残りです。刺されてないと良いんですが。

  ダリ
-ダブル・イメージと偏執狂的批判的方法-


 さてさて前回の続きになります。
ダリ著作のミレーの「晩鐘」の悲劇的神話で取り上げられている、偏執狂的批判的活動を見ていきましょう。

angelus


ご存知の通りダリは繰り返し絵画の中でミレーの「晩鐘」のモチーフを使っています。
そりゃぁもう憑かれたように。
では、そこまでパラノイアックになってしまった理由とは何なのでしょうか?
それは、彼が「晩鐘」に私たちの想像を絶するぶっちゃけ訳わからない意義(significance)を感じ取ってしまったからです。
そしてそれこそ彼が「偏執狂的批判的解釈」と読んでいるものです。

まず偏執狂的批判的活動に至るメカニズムを簡単に書いてみました。↓

1)1次的錯乱 
で「晩鐘」の漠然とした大きな意味を感じ取る。

「晩鐘」に注意が向き、それ以降の偶然・状況の一致(どんなに小さなものでも)を察知するようになる。

2)2次的錯乱現象群
具体的な個人の体験、寓話、実験などが、(①で感じた)「晩鐘」の持つ意義を裏づけしているように関連付けられる。

つまり、どんどん共通点を見つけてしまい、それがスパイラルになっていく、と。
いやー、ドツボですね。

ではダリの偏執狂的批判的活動を具体的に見ていきましょう。

1)1次的錯乱
何でもなさそうな風景の中で「何か」が起こっているという確信を持つ。↓
・美術史史上あり得なかった独創的コンポジション。
「立ったまま」で「動かず」、「コミュニケーションを取っているわけでもない」男女。
・開拓時代のフォークロアイメージの発見→女性による男性の去勢、 
農民的エロティシズム→原始的/太古回帰的

folklore
開拓時代のフォークロアイメージ

・X線写真によって明らかになった2人の間の棺(に見えるもの)=息子の死?

以降、「晩鐘」のイメージが前触れもなく現れるようになる

           ↓
2)2次的錯乱現象群

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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

ダリ-ダブル・イメージと偏執狂的批判的方法-

            ダリ
-ダブル・イメージと偏執狂的批判的方法-


9月23日から上野の森美術館で、ダリ回顧展開催!!
っつーことで、にわかダリファン(?)のLushyです。(むしろ再熱?)
爆笑問題の太田光がダリ髭つけてプロモーションやってますが、CMがオンエアされてしまうほどの展覧会って今まで何回あったでしょうか。
こりゃぁ、かなり期待大ですよ。以前はスペインのダリ美術館で30分しか見られなくて悔しい思いをしましたが、リベンジの機会を(シュルレアリスムの)神は与えてくれたようです。

まぁ、3回は軽く行きたいですね。(←見え張りすぎ)

なので、それに向けてばっちり予習をしておきたいところです。
さて、ダリに関する文章を読むと、必ずといってイイ程でてくるのが
「ダブル・イメージ」そして、「偏執狂的批判的方法」
今回から2-3回かけて、その辺をカバーしていきたいと思います。

まず、ダブル・イメージとは?
見方によって別の物に見えるイメージのことを指します。
騙し絵(Trompe-l'œil)に良く見られる手法ですねー。
簡単に言えば「壁の染みが人の顔に見える」とかゆーヤツもそう。
アイディア自体はダリが発明したものではないです。
古いものではアルチンボルドや歌川国芳の顔絵などもありますし。
有名なものではコレとか。

old/lady

義母と嫁 老婆の横顔と若い女性の後ろに振り向いた姿に見えます。


ー自分でも書いてみましたー

↓クリックで大。
fish
崩れる橋・沈んでいくボート・整列するうつむいた人影


granpa2

Grampa

(実践をもくろむ人へ:3D下敷き(わかるかな)を見る要領で、ぼーっと何かを見ていると「あ、コレ、●●に似てる!」という事があるので、すかさずスケッチorスナップ、輪郭を鉛筆でなぞります。
ポイントは「ひらめき→調節」「大きな部分→細部」)

こちら、中学美術教師の松永さんのブログで騙し絵の授業レポートが見られます。
こんな楽しい授業増えてほしいですねー。


さてダブル・イメージ(多義絵とも)については知っている人も多いと思いますが「偏執狂的批判的方法」とは一体何なんでしょうか?(長すぎて漢字打つの面倒になってきた;)

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間繋ぎ作品集

間繋ぎ作品集

みなさま こんにちは。
今、取り組んでいるシュルレアリストゲームが完成するのにちょっと時間が要りそうなので、過去のExquisite Corpseを間繋ぎ作品集としてUpします。


グループ①シュルレアリスムのシの字も知らないパンピーをそそのかして描かせたもの

weepinby

ウィーピンビーの樹

「優美な死骸」は大抵、美術史を勉強するメンバーとやるんですが、たまに他の人を巻き込みます。なかなか意外な発見ありで、刺激をもらってます。
↑の上半分は同じ大学の西君によるものです。
スポーツ科学を学んでいるせいか、無駄に人の体がうまいです


london


↑の上半分は蟻沢君の描いたロンドンだそうです。


ロンドンです。

ええ、誰が何と言おうとも。

完璧なまでに抽象化(?)されたロンドン塔、二階建てバス、ロンドン・アイ(観覧車)に
マッソンも裸足で逃げ出しそうです。



birthday EC


誕生日に描いてもらった(というか描かせた)Exquisite Corpseです。
確か4人でやったはず。ですが誰がどこを書いたのか忘れてしまいましたゴメンナサイ。
ピッタリ人体に仕上げってマスネ。
でも皆病んでるな。
【“間繋ぎ作品集”の続きを読む】

テーマ:作品 - ジャンル:学問・文化・芸術

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