シュルレアリスム実践メモ

学問としてシュルレアリスムを学ぶ管理人が(体を張って)シュルレアリスト・アート、ゲームを実行するブログです。シュルレアリスム初心者から専門的に学ぶ人まで楽しめるようにしたいとおもいます。

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Week2 ぱーと2 ダダ・シネマ

dada


シュールレアリスト・マスカラに続いて化粧品第二段。
カネボウからでてる「DADA」シリーズのクリーム。
誰か使ってみてください。マジで。

Week2 ぱーと2 ダダ・シネマ


前回の音響詩・同時詩のエントリでは未来派をはじめとするアートムーブメントの影響と抽象性についてみてきました。
今回見ていくダダ・シネマでも、最初の3本と「映画研究」は特に抽象芸術の傾向が強いものになっています。ダダ・シネマとはダダの短編映画をまとめたアンソロジーで、3-30分くらいの作品がはいってます。
ちなみにラインナップは以下の通り。

Rythmus 21 / Hans Richter (1921) リズム21/ハンス・リヒター
Symphonie diagonale / Viking Eggeling (1921) 対角線交響楽/ヴィキング・エッゲリング
Retour a la raison / Man Ray (1923) 理性に帰る/マン・レイ
Entr'acte / René Clair and Francis Picabia (1924) 幕間/ルネ・クレール、フランシス・ピカビア
Ballet mecanique / Fernand Léger and Dudley Murphy (1924) バレエ・メカニック/フェルナン・レジェ、ダドリー・マーフィー
Filmstudie / Hans Richter (1926) 映画研究/ハンス・リヒター
Emak bakia / Man Ray (1926) エマク・バキア/マン・レイ
Vormittagsspuk = Ghosts before breakfast / Hans Richter (1927) 午前の幽霊/ハンス・リヒター

レジェってダダイスト?!と思う人もいるかもしれませんが、映画は立派にダダです。
今回は授業でとりあげられた「リズム21」「理性に帰る」「幕間」の3本を見ていきましょう。

①リズム21 by ハンスリヒター

実はyoutubeでみれちゃったりする。



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Week2 ぱーと1 音響詩・同時詩

WEEK2ぱーと1 同時・音響

ダダ授業の第2週目です。
今日は、キャバレーヴォルテールの目玉出し物でもあった同時・音響を取り上げながら、ダダと他のアート・ムーブメントとの関わりをみていきます。

ball
フーゴさん再び。脚部分の衣装のせいで歩けず担がれての入退場。どこまで可愛いんだ。

フーゴ・バルのこの時読んだ音響 O Gadji Beri Bimbaの抜粋

Gadji beri bimba glandridi laula lonni cadori
Gadjama gramma berida bimbala glandri galassassa laulitalomini
Gadji beri bin blassa glassala laula lonni codorsu sassala bim
Gadjama tuffm i zimzalla binban gligia wowolimai bin beri ban
O katalominal rhinocerossola hopsamen laulitalomini hoooo gadjama
Rhinocerossola hopsamen
Bluku terullala blaulala looooo

同時
同時詩というのは簡単に言えば複数人で同時に違うものを読み上げる詩です。もうこれだけでもわけがわからなくなること間違いないのですが、普通はこれだけでは済まず、口笛、歌、破壊音、サイレンの音などバックグラウンドにオマケがつくので、その騒々しさはたやすく想像できるでしょう。
同時詩はもともと未来派のものだったのですが、ダダをそれをうまく取り入れてしまいました。
未来派について簡単に説明すると、「近代文化バンザイ」派です。
機械、都市文化、時には戦争といった、近代の科学技術を賞賛する運動で、ダイナミズムや運動性の他に、騒音性・雑音性(Bruitism)同時性(Simultaneity)を重視していました。

balla

すごい勢いで走ってる(ように見える)犬。(バッラ)

ただ、ダダ未来派ほど近代化に対して楽観的ではなく、むしろ戦争反対派の集まりなので
未来派のコンセプトをそのまま受け継いだわけではありません。
彼らにとって大事だったのは同時に詩を読むことにより、言葉が言葉としての機能を失い抽象化され、「ダダ」という新しい言語に生まれ変わることだったのでしょう。(これは下の音響詩にもいえます)また同じ詩を多言語で朗読するなど、ダダ国際性・アンチ国粋主義を前面にだせるという特色も持っていました。


音響詩
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テーマ:美術史 - ジャンル:学問・文化・芸術

Week1 イントロダクション

Week1 ダダ・イントロダクション

grosz


今週から始まった、シュルレアリスム研究の女帝ドーン・アデス教授とチャールズ・ミラーによるダダ&シュルレアリスムの授業を週1のペースでお届けします。
つっても一回目なので今回はダダって何?みたいな紹介を簡単にしてみましょう。

ダダの誕生

国際的な運動として知られることになるダダですが、最初の活動はチューリッヒの
キャバレー・ヴォルテールで行われていました。
もちろんキャバレーっつってもお父さんが通うキャバレーではありません。
スイスのチューリッヒと言えば第一次世界大戦の中でも中立国だったんで、亡命してきた知識人や芸術家のたまり場みたいになってたんですねー。
なので、ダダの持つ国際性みたいなものは最初からあったわけです。
で、彼らは夜毎集まってパフォーマンスやイベントを行っていたんですが、それがダダと呼ばれる運動につながって行きます。

「ダダ」の由来については、トリスタン・ツァラが最初に言った、だのヒュルゼンベックが辞書で偶然見つけただの、フランス語で木馬の意味だの、聖なる牛の尻尾の意味だのありますが、ぶっちゃけ、語源はそれほど重要視はされてなかったようです。むしろ言葉の持つ意味の多重性、もしくは無意味性、国際性、楽観的な響きなどが受けたのかと。
それで、チューリッヒから連鎖的に、そしてほぼ同時多発的にベルリン、パリ、ニューヨーク、ケルン、ハノーヴァーなどの都市にダダは広がって行きます。

「言葉が生まれた。どのように生まれたかは誰も知らない」

Byトリスタン・ツァラ


ダダってどんな作品つくってんの? 【“Week1 イントロダクション”の続きを読む】

映画

ご無沙汰してます。
新学期が始まってようやくプーでないことを確認した次第であります。
ここでちょっとアナウンスをさせてください。

「シュルレアリスム実践メモ(仮)」の管理人として今までブログを書いてきたLushyですが、実はその正体は

シュルレアリスムは独学でしか勉強したことない美術史学部生

でありまして、それがこの度やっと

ダダ&シュルレアリスムの授業を受講する学生
に昇格いたしました。

なのでこれからは「シュルレアリスム実践メモ」というタイトルでいきたいと思います!
変わってないって?!(仮)が取れたの!

それに伴い、ブログでは授業の内容を噛み砕いたものを書いていきます。ほとんど自分用のメモだ。もちろん実践も続けますが。
授業ではシュルレアリスムだけでなくダダ、構成主義なんかにも触れるのでそこら辺興味ある方にも楽しんでいただけるんじゃないかと。
ちなみダダを教えるのはあのドーン・アデス教授です。やったね。

最初の授業は今週木曜日、お題はダダ映画でルネ・クレールの「幕間」やマンレイの「エマクバキア」等をやると思われます。ダダ映画はシュルレアリスムほど洗練されてない分、可愛いくて好きですねー。授業予定表によればシュルレアリスム映画の授業は残念ながら来年の3月ごろになるらしいです。ちっくしょうー!

というわけでそんなに待てない方のためにLushy発出来ちゃったアニメをUP。
作ったのは去年の秋頃、シュヴァンクマイエル展に行った後くらいでしたが、今まで忘れて発酵したくらいが調度いいと思って放置していました。

POP LIFE



全然意識してなかったけど、なんとなくダリの匂い。

作者のコメンタリーを読んでやる↓ 【“映画”の続きを読む】

テーマ:映像・アニメーション - ジャンル:学問・文化・芸術

ダリ回顧展@上野の森美術館

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超現実(シュール)なまつげをアートする
挑発する長さ、色めくライン

シュールレアリスト マスカラ

surrealist


…だそうです。Helena Rubinsteinから発売です。女性の皆様ぜひに!

で今日のエントリはこちら。

ダリ回顧展@上野の森美術館


ついに行ってきましたー。待ちに待ったダリ回顧展
平日行ったんですが、それでもかなりの混み具合。
さすが、いいスポンサーがついてらっしゃるだけあります。(FujiTV)

TKY200609220299.jpg


ぎゅうぎゅうな感じがしましたが、美術館自体そんなに広くないのでそのせいかも知れません。



【“ダリ回顧展@上野の森美術館”の続きを読む】

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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