シュルレアリスム実践メモ

学問としてシュルレアリスムを学ぶ管理人が(体を張って)シュルレアリスト・アート、ゲームを実行するブログです。シュルレアリスム初心者から専門的に学ぶ人まで楽しめるようにしたいとおもいます。

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Automatic Writing/自動筆記

Automatic Writing/自動筆記


久しぶり更新です。頻繁に来てくださっている希少な方々、すいませんでした。テストを控えて少しテンパってます。ところがテスト期間ってのは、シュルレアリスム実践にはそう悪くないかも知れません。テンパっているんで面白い夢が見れたり、妄想が浮かんだりしますよ。
特に睡眠不足に伴う論理的思考能力の低下を利用してのオートマチックライティングが結構いけます。

オートマチックライティング(自動筆記・自動書記)というのは、その名の通り、何も考えずに本能と手の赴くまま、だーっと文章を書いていくことです。単純ですがこれこそ、シュルレアリスムの原点といえるでしょう。
大事なのは意識の統制の効かない状態で書くことです。簡単に言えばぼーっとしてるときとか、ちょいトランス入った時、酔ってる時なんかにやると、常識やモラルに捕らわれていない、"心の純粋な自動作用"による文が書けるわけです。(シュルレアリスム宣言・1924年より)

とかなんとか書いたけど、まぁ難しく考えなくても意外な文章が出来ておもしろいですよってことで。

私も先日徹夜している時、集中が途切れて何も考えられなくなった瞬間がありました。軽い催眠状態みたいな。
普通の人なら休憩などとるでしょうが、私は曲がりなりにも「シュルレアリスム実践メモ」の管理人です。

「よし!いまならオートマチックライティングいける!」
ってことで書いてしまいました。

―実践―

良く繋がった午後の影。蜘蛛の隙間。魚の足音を聞いたので外に出て見る。平面化した父は無視された。それでも進まなければいけない。瓶の底は私が沈んだ湖に似ていた。すべて私のせいだ。
聖職者は全てを許す。

窓の外の女が月と間違えるほど青いので、Lがつくものはすべて隠した。右から左へと流れる構造。かたつむりが肌に染み込み、私は移転した。
聖職者は本を読む。

「人を探しているんです。昔通った教会の神父様を。ただしこれでもう三度目ですよ。」
訴えて私は葬儀の列を刈り取る。
聖職者は本を焼く。

すっかり気をそらされてしまった。井戸の中で指たちは忘却の遊び?(汚すぎて解読できず;)に夢中になっている。
混ざりたいが、この遊びは7歳以下70歳以上なのだ。口の中には卵が生まれた。
聖職者は声を上げて笑う。

鉛の飛行船。忍び込んだ水道管は要塞のようだった。しゃりしゃりと殻を踏みながら歩く。
子どもじみた眠りに苛立って、木ベラのスプーンをかみ締めた。
聖職者は何かを探している。

ゼリー状の部分が剥がれて落ちた。どうせ古かったし、気にしない。私は先へ進む。
聖職者はまだ何か探している。

探し人は前と後ろにいた。と言っても前の人はからからに乾いたビーフジャーキーのような味で、後ろは後ろで夜に散らばっている。
聖職者は一日中金属を磨いている。

濃縮された斧を片手に私は逃げ出した。彼らは恐れをなしていた。手探りで光を探しだせ。
聖職者はくるくる回る。

水面から顔を出し大きく息を吸い込む。キリストの抜け殻が頭に張り付く。良く晴れた空。
聖職者は動かなくなった。


―解説―
書いている間、手元のエ●アンを眺めていたので水のイメージが多いです。教会系なキーワードが出てくるのはその時 宗教画を勉強していたからでしょうか。
何にせよ、オートマチックライティングは、完全な空想や非現実の描写ではなく、現実と繋がった状態だということがわかりました。

この文、本当はこの倍くらいありました…。自動筆記は切り上げ時がわからないです。
黒字と青字の部分は別の紙に書いたものを後からくっつけました。
相当なスピードで書いたので解読の不能な文字や誤字がありましたがその辺は直してます。

え?自動筆記なのに「編集」していいのかって?

難しい議論ですが、私はある程度ならOKだと思っています。
二つの文を繋げたのは、コラージュやフォトモンタージュのような感覚です。

どこまでオートマチックであるべきかという議論も、シュルレアリスムでは出てきますね。この辺は長くなりそうなんで次回へ。
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テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

やべー、ちょう楽しかったです。
僕も次にえらく疲れたときにやってみたいです。
(なんとなくお酒とか他のもの使うのは簡単すぎて面白くなさそうなので・・)
うーん。そういうときに自動筆記のこととか思い出せるといいのですけどね・・。

  • 2006/05/14(日) 16:52:42 |
  • URL |
  • はせいん #-
  • [ 編集 ]

ブログ紹介サイトが出来ました。
もし、あなた様がよろしければ・・・
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>はせいん様
是非是非お試し下さいませ。これはやってる本人が一番楽しいテクニックなんで笑。おっしゃる通りお酒が入ると自動筆記どころじゃなくなりそうですね…。

  • 2006/05/15(月) 22:43:30 |
  • URL |
  • Lushy #-
  • [ 編集 ]

いやー、こんなに早くやるときがくるとは思いませんでした^^。今日はとても疲れていて、でも寝れなかったので、ネットサーフィンしてたんです、そうしたら突然自動筆記のこと思い出したんですw

公開しちゃっていいですかねぇ・・。
僕としてはどうせ匿名なので問題ないんですが・・。
じゃまなら消してしまってください。


どうかここにいてください。
どじょうの心に入る白熊のくそ。
体がとける前になんとか入り込みたい。
どうしてそんなに心をとざしているの?
それから、そこに入る必要なんてないと思うんだ。
そういう前に何を・・・


ここでいきなりコイケヤ・ホテトチップスって言葉が出てきて、それ以上何もでてこなくなってしまいました^^;
なーんかこれは性的な感じですよね・・。


で、再び挑戦。


子供に別れを告げること。
とうとうそこについたか。
かがんでみると、そこには宇宙が。
こまぎれの体内。地球に浮かぶ空。


僕の場合どうも長くは続かないみたいです。
しばらくしたら、冷静な思考がやってきてしまって邪魔し始めちゃうみたいで、あとは何にもでてこなくなりました。
疲れ方が足りないのかなぁ。

  • 2006/05/17(水) 00:33:49 |
  • URL |
  • はせいん #-
  • [ 編集 ]

作品投稿ありがとうございます。形式も内容も一文ごとにばらばらなはずなのにそれがまた新しいリズムを生み出してますね。1つ目の指示代名詞達(それ、とか そこ、とか)が謎めいていますね…何を指しているんだろう。

  • 2006/05/18(木) 19:21:03 |
  • URL |
  • Lushy #-
  • [ 編集 ]

ネットサーフィンしているとここに行き着きました。無意識の作用でしょうか。

私も昼下がりの眠気を利用して自動筆記を試みました。
皆さんほど出来のいいものではありませんが、文章の一部を投稿させてください。


そうやって笑わないから酒が不味くなる。
祭文のドレスはこうでなくてはならないと決まっている。
石があるが、そこには何もない。
何かの受動態のよう。
風は南から出前。雪に似た行動学的社会一般を指す。
私を知っていますか。名刺を断られても尚。
掃除したい部屋がある。定かではないが…。


そりゃ、白いほうがやる気は出るけども。
走っても、走っても豚。
際限、再現。
要するにサメだな。山で言うとなんだ。わからん。
乗馬にしたってそうだ。
大切なのはいつだってニンジンよりもムチ。
そういう空だからこそ、雨傘が必要になってくる。
十を聞いて一を知るような郵便ポストにはなりたくない。
という自我。


こんな具合になってしまいました…。
だんだん思考にキーボードを打つスピードがついていかなくなりました。
ブラインドタッチが出来れば、目をつむって書いてみたいですね。

  • 2006/05/25(木) 06:36:24 |
  • URL |
  • kasur #5yTPF1bQ
  • [ 編集 ]

kausurさん。面白いです。笑いました、かなりw。
僕のよりぜんぜん面白いですよ、まじで。
これ楽しいですよね。
僕の友人で突然休日の昼下がりにメルヘンを書いたとかいって、発表してくれた人がいて、それも面白かったんですがw、こっちのほうが気楽にできていい感じですね。

  • 2006/05/25(木) 17:04:28 |
  • URL |
  • はせいん #-
  • [ 編集 ]

こんな辺境サイトに飛んできてくださるなんて、無意識の作用万歳です。

私も笑いました。かなりw

ただ、パッと見、軽妙なコミカルさがあるのに、読み直すうちに(いい意味で)気味の悪さみたいなものが出てきますね。ダリのエビ電話とキリコの絵を掛け合わせたような?アレ、私もオートマティックになってきたかも。

みなさんの作品を見てると本当刺激になります。そして自分でも書きたくなる笑

  • 2006/05/25(木) 22:03:32 |
  • URL |
  • Lushy #-
  • [ 編集 ]

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