シュルレアリスム実践メモ

学問としてシュルレアリスムを学ぶ管理人が(体を張って)シュルレアリスト・アート、ゲームを実行するブログです。シュルレアリスム初心者から専門的に学ぶ人まで楽しめるようにしたいとおもいます。

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Undercover Surrealism2

ごぶさたしてました。テストがあったり、財布を失くしたり昼寝していたりで忙しく、更新さぼってましたすみません。

前回のエントリの続きです。

Undercover Surrealism2


ダリ部屋を出るとそこには何とも血生ぐさい
Sacrifice&Slaghterhouse 生贄と屠殺場部屋が!!



aztek

アステカの太陽神?にささげられる生贄です
よく見たらうちの図書館の所蔵品じゃないか!こんなのあったの!?見る人いるの?


masson
Andre Masson(アンドレ・マッソン)Abattoir(屠殺場)

生け贄画とはいえ、あるのはマッソンの抽象画や古代アステカの民族画なんで
そんなに生々しいわけじゃないです。なので小さいお子様も安心して見れま…





eli lotar


あ、エリ・ロタール(Eli Lotar)の La Villette Abattoirは別ですね

lotar
人工的に、もしくはフレーミングで、切り取られたパーツ達。7枚シリーズ。


屠殺場は現代における生贄をささげる場所、ということでこのセクションでも古代と現代が繋がっています。
どちらも、何かを得るために血が流される場所ですね。
ロタールの屠殺場ではシステマサイズされた環境と、血と肉という原始的な要素が対照的でアンカニー。


さてさて次の部屋はジョアン・ミロとMaking markの部屋
Making Mark(印をつける)というのは、カンバスに絵を描くというよりもカンバスを汚す、染みを着けるという考えですね。ミロも「絵画を殺す」ということについて言及してます。マッソンの娘のプリミティブちっくな絵画もありまして、前の部屋とのリンクもばっちり。生け贄部屋には壁画っぽい感じで猟の風景が描かれた馬の皮?みたいなものもあったのでやはりこことリンクしてますね。

miro
Joan Miro(ジョアン・ミロ)Composition(コンポジション)

確かに、一般的に有名な幾何学的な模様の支配する絵画とは違いますね。きっちり色を塗ってるわけでもなく、カンバスの地の色を残して「白を壊す」ってことを強調しています。こんな絵も描いてたんだ!知らなかったよミロさん。他には、何かを「消す」かのようにぐちゃぐちゃっと黒い線が引かれたピカソの作品がありました。私は「プリミティブ」(原始的な・稚拙な)という言葉が何を指すのかはっきりとは分からないですが、人は何か汚す欲望を生まれながらに持っているのかも知れません。すくなくとも私はあります。うちの部屋汚いもの。

お次はちょっと変わってバタイユ部屋
バタイユの周辺事情ってことで、彼の出版物や集めた硬貨(貨幣研究家だった)などの展示があります。
暇なときにノートに落書きしました的なドローイングもほほえましいです。

bataille


中央ケースには、彼の作品「眼球譚」や、影響を受けたマルキド・サドの本に混じり、
ブルトンのシュルレアリストグループを抜け、彼についた人たちの写真なんかもあったり。

desnos

ロベール・デスノス(Robert Desnos)
(あった写真はこれじゃないけど、この人いつも半目だから変わらないかと)

横には宿敵ブルトンの写真も。当て付け万歳。

breton


キリストを模して茨の冠をかぶった帝王ブルトン。
「人を破門するのは教会だけの特権じゃないのさ。」
まさにバタイユ組は「シュルレアリスムの中に潜む長年の敵」(Surrealism's old enemy within)ですね。
壁にあるシュルレアリスト達の写真はLa Revolution Surrealiste のカバーをはじめ皆目をつぶってます。

「今そこにあるもの」に目を瞑り、理想を追求するシュルレアリストグループ、バタイユと対照的です。ドーンの受け売りだけどね!

境界線があるようなないような感じで次の部屋Formlessness(形の無いこと)に なだれこんで行く訳ですが、続きは次のエントリに。キーワードは拡大、抽象、変形。
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