シュルレアリスム実践メモ

学問としてシュルレアリスムを学ぶ管理人が(体を張って)シュルレアリスト・アート、ゲームを実行するブログです。シュルレアリスム初心者から専門的に学ぶ人まで楽しめるようにしたいとおもいます。

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絵画の新解釈2

「絵画」「解釈」などの検索ワードで来てしまった方、申し訳ないですがこのエントリはまっとうな絵画分析とは全く関係ありません。シュルレアリストゲームです。純粋な暇つぶしから生まれたものであり、遊びです。

絵画の新解釈2

前回はオリジナルの絵を使いましたが、今回は既存の、しかも有名どころでやったら面白いんじゃないかということで、早速やってみました。(遊び方が分からない人は前回参照)

相方841さんが選んだのは超有名・ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」

venus


海の泡から生まれた美の女神ヴィーナス(A)は貝(B)の船にのって、島へ上陸します。西風の神ゼフィロスの送る息吹(D)が船を推し進めています。彼らの周りには愛の象徴、バラの花(E)が。島に着いたヴィーナスはローブ(B)を用意している妖精に迎えられます。

一方、絵を見ずに書いた私の新解釈は…
A:女神、または穢れない女性
B:画家の分身として
C:去勢への不安
D:エディプス・コンプレックス
E:同性愛嫌悪のシンボル

Aがそのまんま!( ̄□ ̄|||)

偶然とはいえあまりおもしろくない結果に…いやむしろ面白い結果になったのかも知れません。
Bはアレですね、ローブになってヴィーナスの体を包みたいというボッティチェリの欲望なんですよ。Eのバラが同性愛嫌悪のシンボルというのは逆説的ですね。


調子にのってこんな絵画も材料にしてしまいます。

選んだ絵はこちら、アントワーヌ・ヴァトーの「シテール島への巡礼」

cythera


この絵自体パッと見謎めいて見えるんですが、これはその当時流行ったフェート・ギャラント(雅宴画)の代表的な絵で、貴族の男女が愛の島・シテール島(ヴィーナス誕生の地・上の絵を参考に)に巡礼に行った様子を描いたものです。
長らくこの絵は「到着したばかり」か「これから帰るところ」かで議論がなされていたんですが、背景の人々がゴンドラ(E)に乗り込む様子や、女性(B)の寂しそうに振り返る後姿から、巡礼を終えて帰路に着くところだという説で落ち着きました。
すでにヴィーナスにお供え物の花輪(C)がかけてあるのが何よりの証拠です。

さて、この絵に対する841さんの新解釈は…

A:真昼の星
B:熟れたバナナの皮(女は腐りかけが美しい)
C:離陸の不安
D:真夏の雲
E:心の闇

B=熟れたバナナの皮って!

いや相当おもしろいんですけど。確かに古いバナナの皮みたいな茶色がかった黄色のドレスを着てます。そうは見えないけどお年を召した方なのかもしれません。
Cはこれまた偶然に離陸を表しています。天使が「真昼の星」っていうのもあっている気がします。
ただ どうしても「バナナの皮」のインパクトが大きすぎてそちらにばかり目が行ってしまいます。

エキセントリックな発想に、絵と言葉の不思議な関連性以上の何かを感じたLushyでした。


この新ゲームは絵が書けなくても、美術知識がなくても遊べます。
しかし、上記のように型破りな発想の相方がいると盛り上がること間違い無しでしょう。
みなさんも、暇で死にそうなときに是非お試し下さい。
そして絵画と解釈について考えをめぐらせてみましょう。
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  • 2007/10/20(土) 13:11:55 |
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