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Week 14 シュルレアリスムと精神分析
★Happy Valentine's day!★
無意識を取り扱う精神分析はシュルレアリスムと切っても切り離せない関係。今日はその中でも最重要項目、フェティシズムのコンセプトがどのように作品に現れている見ていきましょう。
フェティシズム
髪フェチ、下着フェチ、ハイヒールフェチなど本来性的対象にならないものに対して魅力を感じる現象です。
フロイト理論の常ですが、その原因は幼児期にあると説明されています。
まだ男女の違いがわかっていない男児が(この頃を前エディプス期といいます)はじめて女性の体(大抵母親)を見たときに抱く感情はエロスでも何でもなく
「な、無い!」
というショック。アレが無いということを「去勢された」と認識し、「自分にも起こるかも」…という恐怖を感じます。
そこでその認識を否定するため無理やり「女性にもペニスがある」と思い込もうとします。
Veiled Erotic / Man Ray

※フロイト理論全般に言えることとして「事実、それが起こったかどうか」は問題ではありません。一般化された神話みたいものと認識してください。
今日は「性器の代用品としての対象物」というコンセプトがヴィジュアル的にわかるものを選んでみました。
Head / Man Ray Hat / ManRay Nude/Brassai
「対象物を切り取る」という性質上、写真が多くなってしまいましたがフェティシズムはどのメディアに見られますよー。
↓その他有名なもの(毛皮、手、靴のフェティシズム)
Fur Breakfast/Oppenheim Bronze Glove/Boiffard My Nurse/ Oppenheim
余談ですがLushyは小学生の時に見た深夜番組「全身タイツフェチ特集」がトラウマとなり、特撮戦隊もの(カラーレンジャー系)が苦手。スパイダーマンも変身しなけりゃいいのに。
つぎはアンカニー(ぶきみなもの)だよ!