シュルレアリスム実践メモ

学問としてシュルレアリスムを学ぶ管理人が(体を張って)シュルレアリスト・アート、ゲームを実行するブログです。シュルレアリスム初心者から専門的に学ぶ人まで楽しめるようにしたいとおもいます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Week 14 シュルレアリスムと精神分析2

Week14 シュルレアリスムと精神分析2


Mixiのドーン・アデスコミュにも書きましたが、大学のギャラリでシュヴァンクマイエル夫妻の展示があります。葉山のシュヴァンクマイエル展を見たきりなのでかなりエキサイト中。ルナシーも未だにみてないので早いとこみなくては。


前回に引き続きPsychoanalysis。前からちらほら出ていた「アンカニー」


不気味なもの(Uncanny)


日本語では「不気味なもの」英語では「Uncanny」と訳されていますが元のドイツ語は「Unheimlich」。馴染みのある家の中の、と言う意味のheimlich(homley)の対義語です。


全く関係ないですがheimlich(ハイムリッヒ)法という異物を飲んだときの応急法があります。トリビア。


   heimlich   hakasekata


         ※虐待ではありません   


Heimlichには「隠されたもの」という意味もあり、フロイトはそこに「不気味なもの」の根源を見出します。


要約すると「不気味なもの」は何ら新しいものでなく、見慣れたもの、馴染みのあるもの=Heimlichである。それが抑圧(隠される)の過程をへて戻って来たときに気味が悪いものになる、という理論。


たとえば子どもの妄想や原始的霊魂信仰が根源になりえます。


そのためオカルトチックになるのはやむを得ないのですが、「不気味なもの」とは決して「ものすごい恐怖」ではなく日常の中の違和感や、不安感をあおるものとして説明されています。


  「不気味なもの」中では以下のような具体例があげられています。


―精巧につくられた人形、オートマタ


(生物と無機物の境界線を曖昧にするため)


 


 


Die Puppe/Bellmer・Paris Shop Window/Atget・Alice/Svankmajer



―切断された人体(を連想させるもの)


(死のイメージと幼児期の去勢不安を喚起する


 


Untitled/Dora Maar     Eli Lotar     Red Model/Magritte


―二重(ダブルイメージ、二重人格)


(「もう一人の自分」「自分の中の他者」が死の予兆になる)


 


Girl before Mirror/Picasso  Self Portrait/Cahun Duane Michals


その他


同じ出来事、数字、イメージの繰り返し


思考の全能性(思ったことが本当になる感覚)


などが例としてあげられています


「ナジャ」(ブルトン)「耳ラッパ」(キャリントン)「ジャスミン男」(チュルン)など文学も要チェック。


私の中のアンカニー文学No1は「不思議の国アリス」ですね。だって上にあげたものほとんどでてくるんだもん。




スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://surrealisme66.blog53.fc2.com/tb.php/98-fd4640a6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。